ソリトン・コム

北海道札幌市の道路を中心に維持や舗装工事、除雪作業などを行っている建設会社のソリトン・コム。複数拠点のセキュリティを効率的に強化するために、クラウドを通じた一元管理が可能なVerkadaのセキュリティカメラを活用しています。中でも運営するコインパーキングでは、マルチセンサーシリーズとPTZシリーズを併設させ、幅広い範囲の見張りを自動化 しています。
お客様の課題
映像を確認するには現場にいく必要があるなど、複数の拠点に設置したセキュリティカメラの管理が大変
トラブルの頻度が高いコインパーキングは、より高度なセキュリティを実現したい
Verkada導入後の成果
クラウドを通じて全てのセキュリティカメラを一元管理。いつでも目的の映像を確認できる
複数の機種を組み合わせて広い範囲を対象にした自動見張りを実現。警察への協力にも役立っている
セキュリティカメラの管理が不便
北海道札幌市で道路維持工事、舗装工事、除雪作業、土木工事などを手がけている建設会社のソリトン・コム。道路維持工事では、札幌市や近郊の道路を点検し、危険な場所を発見した際には修繕や舗装補修を行い、道路の安全を守っています。特に冬の北海道は降雪や路面の凍結によって道路の交通機能が低下するリスクがあるため、同社は除雪や防滑剤散布、防氷剤散布といった冬期の路面維持管理にも力を入れています。
それ以外にも同社は、グループ会社を通じて採石やコインパーキングなど、複数の事業を行っています。各事業に応じて複数の拠点を構えており、各拠点にはセキュリティカメラを設置して、様々なトラブルに備えています。
「オフィスへの不法侵入や事故だけでなく、道路工事や土木工事用の岩石や砂を採取する採石場や資材置き場などは、夜間に資材などが盗難されるようなトラブルにも備えなければなりません。また、トラブルの発生頻度が高いのがコインパーキングです。利用者様同士のクルマがぶつかった、入出庫の際にゲートバーを壊してしまったなど、トラブルが頻繁に起こります」と同社の野田 竜也氏は話します。
そのようなトラブルが発生すると、野田氏はセキュリティカメラの映像を確認し、解決に役立ててきたわけですが、最近、様々な課題を感じるようになっていました。例えば、導入時期が古いものは画質が粗く、映像を見ても状況を正確に把握できないことがあったといいます。
「また現地に行ってSDカードを取り出さないと映像を確認できないセキュリティカメラもありました。拠点の中には遠く離れている場所もあり、大きな負担となります。さらに記録した映像の中からトラブルに関係する部分を見つけるのに手間と時間がかかるなど、管理面の不便さを感じていました」と野田氏は話します。
クラウドを通じてすぐに映像を確認
課題を解決するために同社はセキュリティカメラの刷新を決断しました。新たに導入したのがVerkadaのセキュリティカメラです。
「クラウドを通じて全てのセキュリティカメラを一元管理できる点を評価しました。搭乗中の飛行機の中からトライアル環境にアクセスしたのですが、映像をしっかりと確認でき、これならと安心しました。自身でネットワークを引いたり、オンラインストレージを用意したりして、同様の仕組みを構築することもできますが、Verkadaなら、そのような工数や費用をかける必要がなく、すぐに利用を開始できます」(野田氏)
実は以前、同社はセキュリティカメラの映像をクラウドに保管するための専用サービスを契約していました。しかし、セキュリティカメラとサービスの導入時期がずれていたりすると互換性や接続性を確保できず、相性の悪い組み合わせの場合は誤作動によって映像が残っていないこともあったといいます。クラウド管理を前提に設計されているVerkadaのセキュリティカメラなら、そのような心配はありません。
それ以外にも画質の良さ、管理画面の使いやすさ、豊富な映像分析機能を評価。そして、コインパーキングや採石場、資材置き場などは設置場所が屋外となるため、北海道の寒い冬にも対応できる屋外モデルがラインアップされていることも確認して導入を決めました。

(離れた拠点や施設の状況もすぐに確認できる)
コインパーキングでは自動見張りを駆使
現在、同社はVerkadaのセキュリティカメラを約30台導入して、各拠点に設置しています。「現地に行かずともPCやスマートフォンから目的の映像を確認し、状況を把握できます。トラブル対応にかかる時間を最小限にでき、本業に専念できます」(野田氏)
前述したとおり特にトラブルの頻度が高いコインパーキングは、Verkadaのセキュリティカメラを駆使して高度なセキュリティを実現しています。
具体的には、円型に組み合わせた4台のカメラで、常時網羅的な視野の映像を記録し続けられるマルチセンサーシリーズと、最大28倍の光学ズームで遠くまで鮮明に記録できる上、カメラの視野に入った人物やクルマに自動的にパン、チルト、ズームし、その動きを追跡する見張りモードを備えたPTZシリーズを同時に設置。敷地の広い駐車場も全体的に見渡しつつ、必要に応じて気になった場所の様子を詳しく確認できる環境を実現しています。
「繁華街にあるコインパーキングの場合、近隣で起こったトラブル対応のために警察に映像提供の協力を要請されることもあります。そうした場合にも、Verkadaのセキュリティカメラの映像が役立っています」と野田氏は話します。
管理面では、ユーザーごとに細かく権限設定を行える点を有効活用。コインパーキングの運営は一部をパートナー企業に委託しているため、確認できる映像を限定した上でパートナー企業の担当者にも閲覧権限を割り振っています。「特に操作方法などをお伝えしたことはありませんが、検索や分析をかけて目的の映像を絞り込むなど、すぐに使いこなせている様子。Verkadaの機能や管理画面の使いやすさが、ここでも役立っています」(野田氏)。
また、採石場などは敷地が広く、事務所からは目視できないエリアもありますが、セキュリティカメラを通じて、そうしたエリアの様子を確認。見回り業務の効率化にもつながってるといいます。
今後も同社はVerkadaのセキュリティカメラを有効活用してセキュリティや業務の効率性を高めていく考えです。
ソリトン・コム株式会社
北海道札幌市中央区盤渓499番地10 https://www.soliton-com.co.jp/